サイエンス・イデア便り№69(2012年5月)

今月のテーマ :大豆について

新しい学年も1ヶ月以上が過ぎ、学校生活も落ち着いてきたのではないでしょうか。気温は上がったり下がったりですが、確実に季節は夏へと進んでいるようです。節電のニュースを毎日、聞かされて、夏を迎えるのが恐ろしい気分になりますが、知恵を働かして、今から暑さ対策をコツコツと・・・・と考えてはいるのですが。皆さんはどのように対策されますか。

さて、今月は大豆がテーマです。大豆は私たち日本人

の食生活に欠かせないものです。前回は色々な大豆や豆を標本にしてみました。

今日は代表的な大豆の加工食品「豆腐」を作ります。

うまく作れるでしょうか。                                                                        

実験教室の思わぬ効用

5月も中旬を過ぎ、木々の緑も日々、濃くなっていくように思われます。いろいろな植物の生命活動が盛んな季節です。太陽の恵みを受けて、植物はどんどん成長していきます。草花や野菜、果物だけでなく、雑草も気が付くと、びっくりするほど成長しています。そして、日頃はあまり見かけない、蝶や蜂,虻類も飛んでいます。

みんな、今の季節を待っていたように、一斉に活動です

さて、人間の世界は、とりわけ大人の世界は・・・・日本では、特に関西では今年の夏はどうなるのでしょうか。停電は困るなと思いますが、だからと言って、なしくずしのように、原発再稼働というのも納得のいかない話のような気もして、すっきり解決とはいきそうにありません。そんな中で、消費税アップの論議も盛んになり、様相は庭の雑草のようで、肝心な問題が見えなくなっているよう感じてしまいます。諸外国の様子もヨーロッパの経済不安は先が見えず、日本の経済に及ぼす影響も小さくありません。

不確実なことばかり、見たり聞いたりしていると、不安ばかりが大きくなり、精神的にも不安定な状況に陥ります。大人の現実を見せることも、場合によっては必要なことかもしれませんが、子どもたちに大事なことは確実なことの体験です。とりわけ科学の真理は不変です。変わらない自然の営みや科学の真理を知ることは、変わらないものがあることの安心を生みます。実験教室での体験は子どもたちにとっては新しいものですが、教える側(みまもる大人)にとっても、追体験によって、変わらないものが存在することの安心感が得られます。

今日も子どもたちと「豆腐作り」をして、豆乳がにがりで固まるという現象を確認して、ほっとしているところです。(ちなみに、これは真理を見るという大袈裟なものではなく、プログラムがうまくいったという安心感?かもしれませんが・・・・・)

来月(6月)のプログラムについて

テーマは「化学反応を知る」す。私たちの日頃、どのような化学反応を利用して生活しているのでしょうか。調べてみます。

 

イベントのお知らせ

 

2012年春にサイエンス・イデアの地元、高槻市富田で

 "とんだ和っかプロジェクト"が発足しました。

 

もちろん、サイエンス・イデアも参加しています。

さて、その"とんだ和っかプロジェクト"の1回目のイベントは

富田のお店で"子ども職業体験"です。

詳細は以下のチラシのとおりです。

職業体験ではないですがサイエンス・イデアでもこれからの季節に役立つ「UVストラップ作り」をします。

夏休みの自由研究の課題をみつけることもできるこのイベントに皆様も是非、ご参加下さい。

 

チラシおもて

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チラシうら

 

img624-2.jpgサイエンスイデアのご案内

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