サイエンス・イデア便り №48(2010年8月)

今月のテーマ : サイエンスクッキング(夏休み特別企画)

夏休みも終わりました。今年の夏はとりわけ暑さが厳しく、テレビで熱中症という言葉を聞かない日はなかったのではと思います。

ご家族の方々、無事に過ごされていますか。

今年は残暑も厳しいようで、涼しくなるのはまだもう少し、時間がかかるようです。

改めて、残暑お見舞い申し上げます。

さて、今月は夏休み恒例のサイエンスクッキングです。前回はごはんを使っておせんべいをつくりました。

今日は、油であげないドーナッツ、焼きドーナッツ作りです。

6月の復習をかねて、ブルーベリージャムをつかって、色の変化も実験しました。

プレーンのドーナッツとそのドーナッツ生地にブルーベリージャムを入れて焼いてみました。さて、結果はどうだったでしょうか。

お持ち帰りのドーナッツを割って、確認してみてください。

暑さの中で

今年は梅雨明けから猛暑続きで、暑い暑いとつぶやくばかり、エアコンがないと過ごせない毎日です。

そんな暑さの中ですが、庭にある夏野菜はすごい勢いで成長しています。花が咲き終わって、実をつけているなと思うと、数日で収穫できる大きさになります。もう一日置いておこうと、一日収穫を延ばすと、その一日でビックリするほど、大きくなります。きゅうりはスーパーでは見られない太さになります。とりわけ、オクラは一日で数センチ成長します。うっかりしていると、硬くなって、おいしい時をのがします。これらの夏野菜は太陽の恵みがあってこそ、おいしくなることを覚えて、感謝して日々頂いています。

さて、このような夏野菜の成長は、だれにでもはっきりとわかります。お子様の成長も背が高くなったというような肉体的な変化はよくわかります。でも、内面の成長はなかなかわかりません。お子様の言動をみて、「ちっとも成長しないな」と思ったり、あるいは子どもだと思って自分の既成の概念でお子様をみていると、内面の成長に気付かないことがあります。

夏休み中、家でゴロゴロ、あるいは遊んでばっかりと思われたお母様もおられるでしょう。夏休みも終わりましたが、9月にむかって、少しだけ時間を作って、お子様とお話をしてみてください。その時、お子様の話すことをじっと聴いてください(聞くのではなく聴いてください)聴くとはその字が示すように耳へんに十四の心です。お子様のいうことを決して否定せずに耳を傾ける、そんな会話から、きっとお子様の内面の成長が見えてきます。

そのことをみつけることができるのも親の特権であり、喜びの一つです。

是非、夏の終わりのひとときにお子様の内面の成長を見つけられますようにと祈っています。

来月(9月)のプログラムについて

テーマは、分析化学入門」です内容は科学的に物質をわける方法や含まれている物を知る方法を実験します。

バックナンバー