サイエンス・イデア便り №44(2010年4月)

今月のテーマ : 感覚を知ろう(4月22日発行)

新学年になり、もう10日以上が過ぎました。子供たちは新しい学年、クラスに慣れてきたでしょうか。先週は季節が冬に逆戻りしたように、寒い日もありました。気温の変化の激しい時期です。新しい環境のストレスもありますので、体調管理に気をつけて、過ごしたいものですね。

今月は感覚がテーマです。私たち人間の持つ五感(視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚)を使う意味を考えてみました。五感を使うのは理科実験の第一歩です。まずは五感で情報を得ることを覚えてほしいと思います。

Lets Try!は素敵な言葉だが・・・・

新しい学年が始まりました。3月に抱いていた新しい年度への期待はどうでしたか。「別にたいして期待していなかったから」と言われる方もあるでしょうが、大なり小なり、「4月からは」と何らかの希望や期待があったのでないでしょうか。

なぜか、私たちは新しいことを始めるのなら、4月からと思うようです。

Lets Try!という前向きな気持ちになれる季節でもあるのかもしれませんね。

学年が変わり、教科書やノートも新しくなり、場合によっては友達も先生も新しくなって、気持ちはとても前向きですが、実はそれは子どもたちにとって、大きなストレスであることも忘れてはいけません。

Lets Try!という気持ちを持つことはとても大切なことですが、決して親が子どもを駆り立てるようにならないように、新学年だということで前だけしか見えなくなっていないか、一息ついて考えてみる、そんな時間が親にとっては必要ではないでしょうか。

親という字は「木の上に立って見る」と書きます。見ているのです。共に走るのではないのです。子どもを励ましてあげるのはとても大事なことですが、決して鞭打つことの無いように、親に求められることの最大の試練は忍耐なのです。

庭の木々の緑が美しくなってきました。冬の寒さに耐えてこそ、この新緑の美しさがあるのです。

親業は先が見えないのであせることもあるかもしれませんが、枯れたように見えていた木々から春の芽吹きがあるように、子どもたちの芽吹きを期待を持って見守ってあげてくださいね。

来月(5月)のプログラムについて

テーマは、低学年は「いろいろな力」、高学年はエネルギーって何」です。

 

よく聞く言葉「力」や「エネルギー」ですが、その意味を科学的に知ろうと思います。

 

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