サイエンスイデアだより №34(2009年6月)

今月のテーマ : 音を科学する

毎日聞いている様々な音ですが、結構おもしろいことができます。

前回に作った「ダンシングスネーク」はいかがでしたか。自分の声に反応するモールのヘビに少し感動しました。

音の学習は聴覚の働きを知ることとも繋がりますので、この、音の内容を忘れないうちに、秋ごろには聴覚を含めたテーマ設定を考えてみたいなと思っています。

今日は音階をつくることに挑戦です。音階はどうすれば作り出すことができるのでしょうか。製作はストロー笛と紙コップギターです。最後に「キラキラ星」を演奏する予定ですが、さて、うまくいくでしょうか。

植物から教えられる

今年こそはと思い、ゴーヤを育ててみることにしました。ゴーヤは4月になると、ホームセンターに苗がたくさん売られているのですが、発芽を見たいと思い、タネから育てることに・・・これが意外とむずかしかったなと感じています。まずは苗を作ろうと、苗床を作り、タネまき、でも、4月末から5月は気温の乱高下が激しく、このタネまきは失敗、ほとんど発芽せず、タネの外皮だけが、とれてしまいました(実はこれには後日談があるのですが、それは後で書きます)

次はゴールデンウィークあけに、プランターに直播きしてみました。これは、少し気温も上がってきたので、10日ほどで発芽、何とかゴーヤを育てるスタートラインにつくことができました。

植物のタネを播くと、水さえやれば、必ず発芽し、育っていくと思いがちですが、発芽にもいろいろな条件が必要です。先月、子供たちと、水、空気、適温と発芽の3条件を実験で確かめましたが、実際に庭や畑でまくと、もう少し条件が厳しくなるようです。自然は厳しい。

さて先程のゴーヤのタネのことですが、最初の苗床の小型プランターにゴーヤが発芽しなかった後、土を足して、オクラのタネを播きました。そしてオクラが発芽し、双葉になるころ、プランターの端の方が盛り上がり、何か芽がでてきました。タネまきのときに端にタネを落としたのかなと思い、数日待つと、なんと、ゴーヤのギザギザのある双葉が出てきました。最初のタネまきから1ケ月以上、たっています。驚いたことに、さらに、2週間ほどして、もう1本ゴーヤの芽がでました。この2本のゴーヤの芽は10cmくらいの深さから、芽を出しています。よく頑張ったね、と何かご褒美をあげたくなります。

今回のゴーヤの苗づくりを通して、待つということの大切さを痛感しました。タネ1個1個の個性(?)、置かれた環境など、違っているわけですから、一律にいくわけではありません。

大人は子供たちに対して、同じように接していないでしょうか。子供たち、一人一人が違ってあたり前なのに、成果がなかなか出ないとあせってしまいませんか?

他のゴーヤのタネの3倍以上の時間をかけて、倍以上の深さから芽を出す、そんなタネもあるのです。待ってみることです。

さて、私は盛夏にはゴーヤの実を手に入れることはできるのでしょうか?それは私の努力しだいということになりそうです。

         〔がんばっているゴーヤたち〕

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来月(7月)のプログラムについて

夏休み自由研究事前学習です。各自、選んだ夏休み自由研究のテーマごとに、事前学習をします。

 

先月にこのページでご案内しました。夏休み体験会の概要は以下のとおりです。御希望の方は、電話か、このホームページの「お問い合わせ」をクリックしていただき、必要事項を記入の上、お申し込みください。記載されている、開催日時以外を御希望の場合は、お知らせください。日程が調整できれば、受講が可能になります。

参加をお待ちしています。

 

 

夏休み体験教室のお知らせ

 

理科実験教室に行きたいけれども、いつもは時間がとれない、遠いから通えない、そんな方に、夏休みだけのプログラムです。

 

テーマ①

太陽光線を知ろう(太陽熱の利用と紫外線について)                       

受講日が曇り、雨の時はテーマ②になります。   

 

テーマ②

砂を知ろう(砂の標本作りと砂からわかること)

 

日時:8月 5日  11:00~12:00

          14:00~15:00

   8月 8日  11:00~12:00

          14:00~15:00

   8月17日  11:00~12:00

(日程は後日、追加します)

 

定員:1回4名まで

         

時間は1時間くらいです。

料金は2000円です。

 

 

 

                                 

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