サイエンス・イデア便り №41(2010年1月)

今月のテーマ : 塩について

今年は厳しい寒さの中で新しい年を迎えました。昨年、11月頃の長期予報では今年も暖冬という予報でしたが、予報ははずれて、数年ぶりに本当に寒いなと感じるお正月でした。遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

でも、寒いといっても大阪の寒さはたいしたことはないのです。なぜなら、先日のニュースでは新潟県の豪雪地域では積雪量が3メートルを越えていたとか、雪国で暮らす人たちの苦労が思われます。でも、寒い朝は布団からでることが出来ず「このまま冬眠していたいな」などと思ってしまいます。

今月のテーマは塩についてです。

1回目は台所にある塩を調べました。今まで行った実験方法を使って砂糖と塩を見わけることや、飽和食塩水と水を見わける方法などを復習実験してみました。

岩塩や藻塩など、少し珍しい塩も調べてみました。

2回目は海水から塩を取り出してみることと、化学的に中和反応をさせて、塩をつくります。どちらも白い塩ができるでしょうか。              

今年こそは・・・・

新しい年を迎えると、今年こそは○○○をしようと、誓いを立てた方も多いのではないでしょうか。「一年の計は元旦にあり」との言葉がありますが、新年を迎えると、気持ちも改まり、今年は何かできそうだと思えるのですが・・・・・。悲しいかな、毎年、1月も半ばをすぎると、日々の生活に追われ、元旦の思いを忘れたわけではないのですが、その思いは横に置いたままになりがちです。

でも、今年は少し様子が違います。新年の2週間くらいの間に、3人の親戚や知り合いの方の訃報に接しました。これらの訃報は新年だ、お正月だと浮いた気持ちでいた私に貴重なことを思い起こさせてくれました。

人の命には限りがあること、だから、立てた計画は進めなければということでした。

新年に限らず、知り合いの訃報を聞くと、このことを思い起こすのですが、新年に続けて聞いた訃報は、今年の計画を無駄にしてはいけないという思いを強くしました。

計画を立てる、計画を実行する、検証する、改善する、PDCAサイクルと呼ばれている経営手法の一つですが、これは経営だけでなく、生活のすべてにあてはまるのではないでしょうか。

「計画を立て、実行する」ここまでは行えるのですが、検証、改善まではなかなか進めないことも多いのですが、今年こそは、そこまで進んで行かなければと思いを新たにしています。今年は少し厳しい寒さですが、その寒さの中、先に旅立たれた方々は私たちにとても大事なことを教えてくださっているのです。そのことを無駄にせず、心に留めて、この一年をすごしたいと思っています。

来月(2月)のプログラムについて

テーマは、「湿度を知ろう」です。なぜ、冬は乾燥しているのでしょうか。湿度についていろいろと調べてみます。

 

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