サイエンス・イデア便り(2012年1月1日)

あけましておめでとうございます。

いつもHPへの御訪問、ありがとうございます。

昨年は東日本大震災、津波、台風などの自然災害、そして福島原発事故と多くの日本人にとって重く、苦しい年でした。「科学技術がいくら進歩しても、まだまだ人間は非力である」このことを私たちにはっきり示された年でもありました。

新しい年を迎え、今年は災害の少ない(ないのが良いのですが)一年であるように祈らずにはおれません。

原発事故に象徴されるように、科学技術の作り出したもので多くの人が苦しんでおられる状況をみるにつけ、私たちは科学の本質を知らず、科学技術を熟知せず、便利さだけを享受してきたのだと感じます。

この現状をしっかりと認識し、子ども達に科学の基本を伝えていく努力を怠ってはならないと、これからもがんばっていく所存です。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

今年はどんな一年?

サイエンス・イデアも本格稼動して、5年を越えました。

3月には開講時より来てくれていた6年生が小学校卒業を迎えます。彼とは5年半以上、回数にして130回以上、実験や科学工作をしてきました。無事、小学校最後まで続けてられたことに感謝しています。継続は力なり、彼の中に基礎的な科学力が育っていることを願っています。そして、わずかですが、毎年、サイエンス・イデアの目指すところを理解してくださる方が増えていることもとてもうれしく感じています。

今年も大飛躍をするわけではないですが、コツコツと自らの知識を常に増やす努力を怠ることのないよう、アンテナをしっかりはってがんばっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

 

1月のプログラムについて

テーマは「植物の色、食品の色」です。日頃の目にする食品や野菜、そして花々の色について調べてみます。

 

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