サイエンス・イデア便り№128(2017年4月)

今月のテーマ:植物の色、食品の色

大阪では桜も終わりを迎え、新緑の季節を迎えようとしています。新学年も始まり、気分一新、日本人にとって四月は一月とはまた違う新しさを感じるのです。新しいことを始めようとされる人も多いのではないでしょうか。

四月から始めたこと、続くといいですね。祈っています。

さて、今月は植物の色、食品の色についてです。葉の緑(クロロフィル)、ブルーベリーのアントシアニン、ムラサキイモパウダー、カレー粉など、植物の色には興味深いことがあることを理解できたでしょうか。

新学年に思うこと

新学年、新学期、気分一新スタートダッシュと思っていませんか。親の気持ちとしては子供たちに新学年で頑張ってほしいと願うのは当たり前なのですが、子供さんに頑張れと声がけする前に少し考えてみませんか。

新学年、クラス替えがありましたか?クラスメートが変わって、新クラス、お子さんにとってどうですか。担任の先生も替わりましたね。先生とはどうですか。

毎朝、昨年度と同じように登校していくので、親は変化なしと捉えがちですが、四月は子供の世界では変化がいっぱいです。お子さんにとってはストレスかもしれません。新学年は頑張るぞと思ってはいるものの、環境の変化のストレスでまだスタートをうまく出来てないかもしれません。

子供の世界には子供なりの大変さがある(大人にとっては鼻で笑うような些細なことでも)ことを心にとめて、お子さんに声がけしてあげましょう。

今、しんどいなと思っていることを誰かに話すことができたら、進めるかもしれません。お子さんの話を決して否定せずに聞いてあげてください。どんな時でも自分を無条件で受け入れてくれる人がいる、場所があるという安心感を覚える御家庭であってほしいと願っています。

あと一つ、四月という時期の持つ残酷さ(?)です。小中学生の間はほとんどないでしょうが、四月は進学、就職という昨年度の努力、試験の結果を実感する時期なのです。長い人生は希望どうりにはいかず、今いる場所は違うと実感するのも四月なのです。四月、春だとなんとなく浮かれた気分になりがちですが、四月の残酷さに直面している人もいることを覚えておきましょう。

さあ、あと数日でゴールデンウィークです。少し、現実から離れて、家族で楽しい時間を持ちましょう。

環境変化のストレスもこのお休みが癒やしてくれます。心にしっかり栄養をつけることでこそ、ストレスは乗り越えていけるのですよ。

来月のプログラムについて

5月のテーマは「豆を知ろう」です。

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