サイエンス・イデア便り(№103)2015年3月

今月のテーマ:磁力について

今年は珍しく、3月になってから雪の降る日がありました。三寒四温の言葉のとおり、温度変化のある季節ですが、桜の開花宣言も聞かれるようになり、本格的な春はすぐそこまで来ています。

今月のテーマは磁力です。どこの御家庭にもある磁石素材を使っての実験です。利用していることの多い磁力を今一度、考えてほしいと思っています。

卒業の季節

今年も6年生を送る季節となりました。学生生活の中で一番長い小学校生活はどうだったでしょうか。たくさんの思い出とともに、4月からは新しい環境で学校生活が又、始まります。充実した中学校生活を送ってほしいと願っています。

日本の学校生活は4月に始まり、3月に終わるという制度です。しかし、世界的に見ると、新学期を4月としている国は少なく、9月からの国が半分以上を占めます。北半球の国では夏があり、長期休暇の後に新学期は理にかなっていると思えます。日本の夏も暑さが厳しいのですから、長く休んでその後に新学期はいいと思うのですが・・・・・。9月新学期の提案は今までもされてきましたが、ことは学校だけでなく、就職活動や行政制度の問題とも複雑に絡み合って、すんなりといきそうにありません。でも国際的にも足並みをそろえる方向に考えていかなければなりません。そうなると、卒業式は7月ですかね?暑いですね。入試は5,6月になり、風邪やインフルエンザの心配からは解放されそうですね。

制度を変えるのは抵抗のあることですが、大人の都合でなく、子供たちのことを考え、だれか進めてくれませんか。

とはいえ、いつのことになるかは判らず、今年も卒業の季節を迎えました。この季節は又、別れの季節です。年度が変わり、進学、就職、転勤等で新しい土地へ行かれる方もあると思います。思い出に固執して、振り返ってばかりではいけませんが、思い出は新しい土地で新しいことを始める原動力です。新しい土地での新たな体験が又、素敵な思い出となるのです。みんなの4月からの生活が未来のための素敵な思い出作りとなるように祈っています。

来月のプログラムについて

4月のテーマは「感覚とは」です。視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚について調べてみます。

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