サイエンス・イデア便り№97(2014年9月)

今月のテーマ :電池を知る

朝夕は涼しく、日中もすごし易くなり、秋の訪れが実感できる時期になりました。

今月、教室では、子供たちは運動会の練習で少しお疲れ気味のようです。運動会、晴れるといいですね。

さて、今月のテーマは電池です。非常時に備えて、どこの御家庭でも準備されている乾電池を含め、その原理を知るのが目的でした。

前回はマンガン乾電池を分解、その構造を知りました。

今日は蓄電池と簡単電池づくりです。さて、うまくいくでしょうか?

 

中秋の名月

今年は例年より早く、9月8日が十五夜でした。満月をご覧になりましたか?

比較的天候に恵まれた今年はきれいな月を見ることができました。月を見ていると本当に丸いなと実感します。じっと見ていると、私の心の表面にあるトゲトゲもすこし、なくなってなめらかになったような気持ちになりました。

1才8ヵ月になる孫の大好きな絵本に「おつきさまこんばんは」があります。三角屋根の上にお月様が顔をだすと、「こんばんは」とあいさつします。そのお月様の顔がとても素敵に描かれています。声に出して読んでいると、お月様に「こんばんは」と言ってみること、というよりもお月様に「こんばんは」と言えることの大切さを感じます。

月は地球誕生以来、ずっと、地球の周りを回っているのです。でも、毎夜、丸い月が見られるわけではありません。およそ、1ヶ月に一回だけ、それも天候に恵まれた時だけ、満月は見ることができるのです。又、月を見ようという、そんな心の余裕もないと月を見上げる気持ちにはなれません。だからこそ、丸いお月様をみたときに、絵本のように、「おつきさまこんばんは」と言ってみる、言える幸福を実感してほしいと思うのです。

今年の夏も、自然災害で亡くなった方、被害に遭われた方がたくさんおられます。厳しい現実の中にあると、とても月を見上げるという気持ちにはなれません。そういう方々がまだまだ、たくさんおられるいう事実を決して忘れることなく、私たちは「おつきさま」をみたいと思います。ひとりでも多くの人が「おつきさまこんばんは」と言える時が来ることを願って。

さて、9月8日に満月を見なかった方へ(もちろん、中秋の名月を見た方にも)

次の満月は10月8日です。そして、10月8日には、皆既月食という天体ショーもついています。是非、お見逃しなく。天候が恵まれますように祈っています。                              

来月のプログラムについて

10月のテーマは「米を調べる」です。知っているようで知らない「お米のこと」を調べてみます。

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