サイエンス・イデア便り(№104)2015年4月

今月のテーマ:感覚とは

新しい学年が始まりました。期待と不安の入り混じる季節です。今年の4月前半は晴天の日が少なく、あまり春らしさを感じる日は少なかったですね。でも晴れると、暖かさより暑さを感じることもあり、このまま、初夏に入ってしまうのでしょうか。もう少し、春を楽しんでいたいのですが・・・・

さて、今月のテーマは感覚です。自分たちに備わっている五感を認識するのが目的です。わたしたちは全員、すばらしい能力を持っていることに気付いてほしいと思っています。

 

お花見考

今年はお花見に行かれましたか?雨が多く、花の咲き具合と日程、天気がかみ合わないという方も多かったのではないでしょうか。私はというと、友人と計画して、3月末に1泊2日で城崎まで出かけました。天候には恵まれたのですが、桜には少し早かったようで、春の気分は味わったのですが、花見とはなりませんでした。結局、4月初めに主人と津之江公園でお花見をしました。七分咲きくらいの花を見ながら、お弁当を食べました。平日でしたが、それなりの人出でした。遠くまで行かなくても、近くにも桜はたくさんありますね。小寺池、筒池公園、富田支所など、メーテルリンクの「青い鳥」ではないですが、幸せ(この場合は満開の桜)は自分のすぐそばにあるのだと実感しました。

桜は日本の春の代名詞でもあり、桜の開花予想が始まると、なぜか開花を待ち望む気持ちになるのも不思議です。桜は天候にもよりますが、花の期間が比較的短く、ほかの花に比べると見ごろの期間が短いので満開の桜を見たいという願望が余計に強くなるのでしょうか。私の個人的な感想ですが、満開の桜をみるたびに「そんなに頑張って咲かなくてもゆっくりでいいよ」と思ってしまうのです。みんなに遅れずに咲いて、一斉に散っていく、そのけなげさに少し疲れを覚えます。

今しか見ることができない、今年もお花見ができたということは生きていることの証しでもあり、潜在意識で確認しているような気もします。そんな桜も大阪ではすっかり葉桜となりました。緑が鮮やかに映ります。花や新緑を見ると命の息吹を感じ、元気になれますね。もうすぐ、ゴールデンウィーク、新緑を求めて出かけてみませんか。

来月のプログラムについて

5月のテーマは「酸性・アルカリ性」です。身近な材料を使って、酸性・アルカリ性を調べてみます。

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