サイエンス・イデア便り(№86 2013年10月)

今月のテーマ :でんぷんの科学

10月というのに最高気温が30℃をこえる真夏日があったりして、秋をなかなか実感できませんでしたが、中旬に入り、やっと涼しくなりました。こんなに夏が暑く、長かったのに、今年の冬は寒さが厳しいとか。冬がやって来るのは平年並みとの予報ですので、秋は短く貴重な期間になりそうですね。

さて、今月のテーマは「でんぷん」です。前回は台所にある食材として使う白い粉を調べ、その後、じゃがいもからでんぷんを取り出してみました。

今日はでんぷんをおいしく食べることを調べてみます。

でんぷんをおいしくする条件は何でしょうか。

 

 

家電の寿命

先日、ついに電子レンジが壊れてしまいました。「ついに」と表現したように、この電子レンジは結婚のときに買い揃えた家電のうち、最後まで働いてくれたものでした。何年(?)と、気になる方もおられるでしょうから、白状しますと、あと1ヶ月あまりで、32回目の結婚記念日を迎えます。

ここ数年、時々、生活家電を買い替える時に常に気になるのは電子レンジのことでした。なぜなら、最近、買い替えたものはすべて電子レンジよりも新しく、電子レンジも、もう壊れるのではないかと、否、いつまでも古い電子レンジを使うのは危険ではないか(?)などなど、考えるのですが、それほど使用頻度の高い家電でもなく、結論は延ばし延ばしになっていました。

そんな電子レンジが突然、ブチっという音と共に完全ストップ、その直前まで何の支障もなく、加熱をしてくれていたのに、本当に突然です。一般的に故障すれば修理をしようと思いますが、さすがにこの電子レンジだけは別です。「あ~あ~、ついに寿命だ」とすぐに納得しました。危険なことも起こらず、直前まで働いてくれてありがとう、と思いました。

家電に寿命が終えるプログラムがあるとは思えませんが、私たちの体には遺伝子という形で寿命のプログラムが組み込まれているのでしょうか。細胞レベルでの遺伝子研究も盛んですが、このあたりのことはまだまだ研究途上のようですね。

生涯現役で働いて、寿命が来たら「ハイ、さようなら」と、人生もこんな風に終わりたいなと、ふと考えてしまいました。

来月(11月)のプログラムについて

テーマは「燃焼の科学」です。ものが燃えるということを科学的に調べてみます。

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