サイエンス・イデア便り №79(2013年3月)

今月のテーマ :植物を知ろう

3月も下旬となり、春を感じる日が多くなってきました。スギ花粉や黄砂、PM2.5などあまり有り難くないものの飛散情報を聞く毎日ですが、やはり春になると、お花見やハイキングなど、戸外で活動したくなるのも事実です。桜も咲き始めました。

お花見はいつにしようかと計画されている方も多いのではないかと思います。

さて、今月は植物がテーマです。まずは身近な植物:「やさい」についてです。日頃、意識せずに食べていますが、調べてみると、いろいろと知らないことがあるのに気付かされました。

今日は、植物が成長してからのもの、花、実、種について調べてみます。

さて、どんな気付きがあるでしょうか。

                                          

美しいもの

先日、久しぶりに車窓から富士山を見ました。車窓から見る限りでは、まだ中腹付近まで雪に覆われていました。そんな富士山をみて感じたのは「美しいな」ということでした。富士山の美しさは左右対称の形のバランスのよさにあると思うのですがどうでしょうか。久しぶりに富士山を見て、何となくうれしくなる、気分が満たされるのを覚え、美しいと感じることの大切さを思いました。

日本は四季のある風土でそれぞれの季節ごとに多くの素晴らしい自然に出会うことができます。その出会いがテレビ等の媒体を通してではなく、直接的に体感するとき、「きれいだな」という思いと共に、充足感を覚えることができます。知っている、聞いたことがある、見たことがあるのではなく、体験したことがあるがすべてに勝るのはいうまでもありません。と、ここまで書いて、何となくサイエンス・イデアの理念に似ているなと思いました。

美しいと感じることは写真や映像でも可能ですが、実際に景色を見る、花を見る、においをかぐことで実感度合は全く異なります。その実感するということがとても大切なのです。実感によって記憶に定着するだけでなく、充足した気分を味わうことができる、すなわち、心の栄養となるのですね。

さあ、春がやってきました。梅、桜と次々に花が咲く季節です。自然の躍動感も感じられる時です。美しさの実感を求めて、出掛けてみませんか。是非、お子様と一緒に美しさを共感してください。でも、くれぐれも花粉対策をお忘れなく。早く、すっきりした空気で屋外で思いっきり、活動したいものですね。

 

 

来月(4月)のプログラムについて

テーマは「台所でサイエンス」です。台所にある調味料や食材を科学的にみてみます。

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