サイエンスイデア便り№76(2012年12月)

今月のテーマ :光について&クリスマス科学工作

今年もあとわずかとなりました。今年は12月初旬、寒波襲来、寒い日の多い師走となっています。町はクリスマスモードですが、主婦にとっては何かと気忙しい気分にさせられる毎日です。

さて、今月は12月恒例の光についての実験と工作です。今年は本格的な光ファイバーを使った工作をしてみました。数年前まで光ファイバーは高価な工作材料でしたが、この2,3年で随分、手頃な価格となり、教室での光ファイバーを使った工作が楽しめるようになりました。光ファイバーが私たちの生活の中でも使われている事例を含めて、情報を運ぶ媒体であることを覚えてほしと願っています。                         

                          

今年をふりかえって

12月になり、今年一年を振り返る季節になりました。今年はどんな一年でしたか?

大震災の復興もまだまだ不十分な状況であり、原発問題も結論が見えず、政治に対する不信ばかりが目につく一年でした。

一方で夏のロンドンオリンピックでの日本選手の活躍、そして、秋には山中伸弥博士のノーベル賞受賞とそれぞれの専門的な分野では日本人にとって誇りに思えることがありました。特に山中博士の受賞後の会見で「日本において科学者という仕事がサッカー選手や野球選手のように子供たちや若者にとって魅力あるものにしたい」という言葉に、私自身が現在、取り組んでいることへの大きな励ましを感じました。今年一年、教室のスローガンどうりに「楽しい理科」を子供たちに提供できたのか、しっかり反省したいと思っています。

さて、みなさんのご家庭では今年一年、いかがでしたか。うれしいこと、楽しいこともあった反面、つらいこと、苦しいこともあったのではないでしょうか。「今年はいいことが何もなく、つらく、悲しいことばっかりだった」とつぶやいている方へ、そんなにつらいことばかりは続きません。人生は基本的にはプラスマイナスのバランスがとれるようにできています。今年つらかった分、来年はきっといいことがありますよ。

生きていくとは本当にしんどいことですが、生きているからこそ、しんどいと思えるのです。昨年の大震災で亡くなった方々のことを思う度に、今、生きていること、そして家族と共にすごせること、この当たり前のような生活の尊さを思います。寒さを迎えるこの季節、12月恒例の光についての実験をし、光ファイバーを使った工作をしながら、暗闇の中で灯る光の暖かさを感じます。暗闇の中で灯す小さな光ですが、その灯りが私たちの心の暗闇にも光をそして暖かさを届けてくれます。そして、暗闇の中で光を見るとき、ひとりではなく、共に見る人がいることの素晴らしさを今年もしっかりと覚えてほしいと願っています。

来月(1月)のプログラムについて 

テーマは「電気を知ろう」す。一年中で最も乾燥する季節なので、静電気のことを中心に扱います。

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