サイエンス・イデア便り№80(2013年4月)

今月のテーマ :台所でサイエンス

新しい学年になりました。新たな気分で今年度も頑張りたいものです。一ケ月前には何もなかった枝に青葉が見られるようになりました。気温の上昇と共に、小さな虫たちも飛び回るようになっています。四月は生命が一斉に動き出す季節のように感じます。

さて、今月は「台所でサイエンス」をテーマに調味料や食材にある科学的な働きをみてみました。主に、古い十円玉がきれいになることを追いかけてみました。

今回はその2回目です。今日はどんな物の、どの成分がその働きを持つのでしょうか。

                                    

新しいもの

4月、新しくなったことはありますか。新しい一年が始まったという思いはありますか。いかがですか。この質問、当たり前に感じられるかもしれませんが、子育てを終え、サラリーマン生活もリタイアすると、4月が格別、新しいことの始まる月という感覚が薄れます(孫が成長して、幼稚園、小学校となれば、又、別でしょうが)

さて、お子様の新学年のスタートはどうでしょうか。教室、先生、クラス替えがあるとクラスメートも変わったかもしれませんね。そんな変化と、4月の気象条件も合わさって、この時期はストレスの多い毎日かもしれませんね。

生物はすべて、環境に適応する能力を身につけていると言いますが、それは外的なもの(?):気候や居住空間などでは可能でしょうが、内的なもの:感情が介在するもの、人間関係の変化などはやや苦しいこともあるのではないでしょうか。この季節、知らず知らずの内に疲れが蓄積していきます。

新学年、今学年こそはと、親子共に、肩に力が入っていませんか。今学年は去年みたいにならないでと、あるいは去年以上にがんばってほしいと思うのは親として、極、当たり前のことなのですが、今はその気持ち、表に出さずに心の中にしまっておいてくださいね。お子さんが親の気持ちに答えたいと今から、全力疾走してしまうと、後が続きません。学校生活は長距離走です。スタートからダッシュするのではなく、ここ一番という時に全力疾走できるよう、常に、そのエネルギーを蓄えておきましょう。

今日、ぴかぴかのランドセルを背負った新一年生を見かけました。ランドセルはまだ重たそうに見えます。でも、ランドセルの輝きはその子の心の輝きでもあるように思いました。年数が経てば、ランドセルの輝きは失われます。でも、今の心の輝きを失わないでと祈ってしまいました。

来月(5月)のプログラムについて

テーマは「力(ちから)、エネルギーを知ろう」です。科学でいう力(ちから)とは何か、エネルギーとは何でしょうか。

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