サイエンス・イデア便り№90(2014年2月)

今月のテーマ :湿度を知ろう

今月は湿度がテーマです。大阪の冬は降水量が少なく、乾燥状態にあるので、そのことを意識してのテーマです。

温度と違って、湿度は変化があっても体感しづらいものです。そこで湿度の変化をわかるようにいくつかの実験をしてみました。その一つが乾湿計です。デジタル式の温湿度計がお手頃な価格で入手できるので乾湿計を見たことがない子がほとんどです。乾湿計は湿度が低いほど、乾球温度計と湿球温度計の読みに差が出て、湿度の原理も理解しやすくなるのですが・・・・湿度だけを変化させるのはむずかしいものです。今日も使って測定してみたいと思っています。そして、どうして冬は乾燥しているのかをもう少し実験して追及します。

大阪の雪

大阪生まれの大阪育ちの私は雪についてはほとんど知りません。スキーも経験ないので、雪は白いロマンチックのものというイメージですが・・・

2月の上旬、週末に2週連続で南岸低気圧の影響で太平洋側の地域にも雪がふり、様々な被害が出ています。雪国の方々からみれば、たいしたことのない数センチの積雪で都市の交通網は混乱します。雪に対して備えのない弱さを感じます。

大阪に住んでいると、冬とはいえ、それほど寒くもなく、雪もたまにちらつく程度、積もるはずがないと決めてかかっているので、白い世界をみるだけで、少しびっくりでした。

今月の実験でペットボトルとフィズキーパーを使って雲づくりをしています。水が水蒸気となり、上空で雲となり、地上に降り注ぐ時、温度によって雨になるか、雪になるのです。このことは気象学的にも判っていることなのですが、降雨、降雪をコントロールすることはまだまだできません。自然現象を人工的な力で変えることは好ましいことではありませんが、雪や雨の被害や又、逆に水不足のニュースを聞くと、科学の力を生かした対策がとれないのかなとも考えてしまいます。

大阪の雪は雨によってすぐになくなってしまいましたが、雪の残っている地域もまだあるようです。今回のような南岸低気圧の発生や動きの原因は一概には言えませんが、これが今年だけのことではないようです。大阪だから雪は積もらない、という考えはやめ、積雪があるかもしれないと考えて、冬にはその備えをしておく、自然災害への防災の幅をもう少し広げる必要性を感じています。

来月(3月)のプログラムについて

テーマは食品保存を考えるです。昔の人はどのようにして食品を保存していたのでしょうか。先人の知恵を体験し、保存食品を作ってみます。

 

 

春休み体験会のお知らせ

 

下記の日程で実施いたします。各回定員は4名です。(1,2名の増員は可)

329日(土) 10:30~11:30

329日(土) 13:30~14:30

329日(土) 15:00~16:00

331日(月) 10:30~11:30

331日(月) 13:30~14:30

331日(月) 15:00~16:00

4月 2日 (水) 10:30~11:30

4月 2日 (水) 13:30~14:30

4月 2日 (水) 15:00~16:00

 

テーマ

光について(光は何色でしょうか。簡単な工作と実験をします)

 

上記日程の他に、ご希望の日時がありましたら、お伝えください。可能な限り、対応させていただきます。

 

料金

1回一人1000円です。(親子参加可、この場合は実験はお子様のみです)

お申し込みはこのホームページのお問い合わせよりメールをいただくか、

下記番号にお電話ください。

TEL.072-693-5543

お申し込みをお待ちしています。

 

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