サイエンス・イデア便り №118(2016年7月)

今月のテーマ:水と油

梅雨の季節になり、お天気が気になる毎日です。洗濯ものは外に干すか、部屋干しか、考えてしまいます。梅雨の役割は理解してはいますが、やっぱり雨は嫌ですね。気がつけば、あと1ケ月足らずで夏休みですね。暑くなるけれども、夏の楽しみを想像して、この季節を乗り切りましょう。

今月のテーマは水と油、混じらないものの象徴ですが、混ぜてみることを試みてみました。前回は台所洗剤を使って水と油を混ぜました。そして今日はマヨネーズを作ってみます。マヨネーズは自分たちがよく知っている材料でできていることが理解できたのではないでしょうか。

ヒトの使命とは

今年は4月に植物の成長をテーマにしました。その時に使った色々なタネが発芽、成長して大きくなりました。ひまわりを持ち帰った人はいかがですか。我が家のひまわりもつぼみが判るようになってきました。梅雨あけごろには咲いてくれるのでしょうか。ひまわりの他にも綿、ミニトマト、とうもろこし、なす、きゅうりそして今年はかぼちゃも育てています。

植物は土に根付き、土からの養分を吸収し、水と太陽の光ですくすくと成長してくれます。植物の成長を見ると自然の持つ力に今更ながら感動します。私たち人間は植物ほど素直でないなと思ったりもします。私たち人間は自然界の頂点にいる生物だと思いがちですがどうでしょうか。これらの植物のように逞しくなく、むしろ色々な動植物の命を食物として日々、いただいています。無いと生きてはいけません。人間は種(しゅ)としては弱い存在であることを認識しなくてはいけません。

では私たち人間が自然界に存在する意義は何でしょうか。

それは私たち人間には、知識,知恵が与えられているということです。人間はひとくきの葦にすぎない。自然の中で最も弱いものである。だが、それは考える葦である」

有名なパスカルの一文です。人間は考えるからこそ人間なのです。考えるということの大切さを今一度、覚えましょう。考えるということが苦手な子供たちが増えているように思います。覚えることも大事ですが、考えるということを大切にしましょう。覚えた知識は考えて初めて活用できるのです。小学生の時から覚えるだけでなく考えることを習慣づけてほしいと願っています。

自分だけでなく、まわりの人もあるいは見ず知らずの多くのひとの幸福を願い守る人になってほしいと思うのです。その幸福はどうすれば実現できるのか。考えて努力していくことにこそ、大きな価値があることを大人たちは子供たちに伝えていかなければなりません。未来のためにも。           

来月のプログラムについて

7月のテーマは「夏休み自由研究準備」です。今年は2種類の温度計を作ってみます。

 

 

 

 

夏休み体験会のお知らせ

 

下記の日程で実施いたします。各回定員は4名です。(1,2名の増員は可)

7月28日(木) 10:30~11:30

7月28日(木) 13:30~14:30

7月28日(木) 15:00~16:00

7月29日(金) 10:30~11:30

7月29日(金) 13:30~14:30

7月29日(金) 15:00~16:00

7月30日(土) 10:30~11:30

7月30日(土) 13:30~14:30

7月30日(土) 15:00~16:00

 

テーマ

砂の観察(同じように見える砂でも観察すると・・、

       砂標本は持ち帰りできます)

上記日程の他に、ご希望の日時がありましたら、お伝えください。可能な限り、対応させていただきます。

料金

1回一人1000円です。(親子参加可、この場合は実験はお子様のみです)

お申し込みはこのホームページのお問い合わせよりメールをいただくか、

下記番号にお電話ください。

TEL.072-693-5543

お申し込みをお待ちしています。

 

 

 

 

 

 

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