植物を知ろう

芽が出る条件(種から芽がでることを発芽といいます)

 プラスチックカップと種(今回は大豆を使用)を用意します。

 次の場合、発芽しますか。発芽すると思うものに○、しないと思うものに×を(  )に書きましょう。

 

①カップに脱脂綿を敷き、その上に種をおいた(   ) 〔   〕

②カップに種を入れ、カップに半分以上、水を入れた

                            (   ) 〔   〕

③カップに脱脂綿を敷き、水で湿らせて、その上に種をおき、冷蔵庫に入れ、脱脂綿が乾燥しないように時々、水をかけた(   ) 〔   〕

④カップに脱脂綿を敷き、水で湿らせて、その上に種をおき、机の上において、脱脂綿が乾燥しないように時々、水をかけた(   ) 〔   〕

⑤カップに脱脂綿を敷き、水で湿らせて、その上に種をおき、引き出しの中において、脱脂綿が乾燥しないように時々、水をかけた(   ) 〔   〕

 

どの種から芽がでたでしょうか実際に確認しましょう。その結果を〔  〕にかきましょう。

つまり、種が発芽するには何が必要でしょうか。

 

 

 

なぜ種は外から栄養なしで発芽するのか

実験

①発芽したインゲン豆と発芽する前のインゲン豆(水につけてふやかしたもの)の外皮を取り除いて観察しましょう。

 

②皿の上に、①で観察したインゲン豆を置きます。

 (外皮を除き、2つに分かれた豆の平らな面を上にします)

発芽した豆と発芽前の豆とそれぞれの平らな面に、ヨウ素液を1~2滴おとし、2,3分待ちます。

④ティッシュでヨウ素液を除きます。

 色を観察します。

 

発芽した豆

 

発芽前の豆

 

 

 

 では発芽した後の植物が丈夫に育つには、何が必要でしょうか。

 

 

 デンプンを探す実験-1

 カップに肥料を少量とり、ヨウ素液をかけてみましょう。

 色は変化しましたか。

 

 

デンプンを探す実験-2

発芽した後の植物はどのようにしてデンプンをつくっているのでしょうか。

  同じ植物で、午前5時前(日光があたる前)と午後5時(日光があたった後)に葉をつみとります。

  ①の葉を30秒くらい、熱い湯にひたします。

  あたためたアルコールに葉をひたします。(約5分間)

  水洗いします。

  ティッシュで水分を軽くとり、ヨウ素液にひたします(約5分間)

  ティッシュにとりだし、色をくらべます。

    20090520 004.jpg            

   左:午前5時前に採取    右:午後5時に採取

 

何がわかりましたか

 

 

 

 デンプンを探す実験-2でわかったように、植物が葉でデンプンをつくる働きを光合成といいます。光合成に使われる炭素は大気中にある二酸化炭素が使われます。今回の実験では確認できませんが、この時に植物は二酸化炭素をつかって、酸素を大気中に出してくれます。

 

 

植物の成長と光の関係                

 下のカイワレダイコンの写真をみてみましょう。左はふつうに育てたものです。ではどうしたら右の写真のようになるのでしょうか。

  

20090525 008.jpg 20090525 011.jpg 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

植物の増やし方

 種をまく

球根を植える

挿し木をする

その他

 

セイロンベンケイソウを観察しよう

セイロンベンケイソウはトウロウソウという和名もあります。

別名はハカラメ(葉から芽)というように、葉のふちから芽がでてきます。

このように、葉や根、茎の節間など、普通には芽がでてこない部分から

生ずる芽を不定芽(ふていが)といいます。

 

セイロンベンケイソウの不定芽がどこからでてくるか。

観察してみよう。

 

20090530 004.jpg 

 

1枚の葉をいくつかに切ったら、芽はでてきて、成長するのだろうか。1ケ月前に切ったものを観察しよう。

 

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