実験－１（乾電池を分解しよう）
注意
ケガしやすいので、かならず軍手をする。
分解は乾電池のしくみを知ることが目的です。
破壊ではありません。
あとで実験に使えるように、ていねいに分解します。
乾電池の分解はこの教室でやるだ
けです。
分解できるのは、マンガン乾電池だけです。
形が同じでも、アルカリ電池や充電できる電池は絶対に分解しないこと。使われている薬品で、大怪我や目に入ると失明する危険があります。
分解の方法
① 乾電池本体の金属カバーをはずします。
カバーの上のほうをペンチでつまみ、コンビーフ缶をあけるようにして、上の方をはがします。
② 下から押して本体の亜鉛缶を取りだします。
③ ＋極の金属カバーをはずすと、プラスティック、紙のシールドがあります。これらをとりましょう。
④ 中心に炭素棒があります。炭素棒のまわりは合剤と呼ばれるものです。
この状態で電池として働くでしょうか。
ＬＥＤ球とつないでみましょう。
⑤ 炭素棒が＋極なのでしょうか。炭素棒を抜きとってしまいましょう。
合剤と亜鉛缶でＬＥＤ球につないでみましょう。
炭素棒は何のために使われているのでしょうか。
実験―２（備長炭で電池をつくる）
材料
・備長炭 ・キッチンペーパー ・食塩 ・水 ・アルミホイル ・銅線 ・クリップコード ・電子メロディー
方法
① 水１００ミリリットルに食塩３０グラムをいれて、よくまぜます。
② キッチンペーパーを備長炭の幅にあわせてたたみます。
③ キッチンペーパーに①の食塩水しみこませます。
④ 備長炭の片方の端に、銅線をまきつけます。
⑤ 銅線にふれないように、③のキッチンペーパーを備長炭にまきつけます。
⑥ キッチンペーパーより少し狭い幅に切ったアルミホイルを⑤の上にまきつけます。アルミホイルの端はすこし、おこしておきます。
⑦ 赤のクリップコードを銅線に、黒のクリップコードをアルミホイルの端につなぎます。
⑧ 赤、黒クリップコードのもう一方のクリップを電子メロディーのそれぞれの色の線につなぎます。
電子メロディーは鳴りましたか。
⑨電子メロディーにつないでいるクリップをはずして、豆電球のコードにつないでみましょう。
豆電球はともりましたか。
どうしたら豆電球をともすことができるでしょうか。
実験―３（食品で電池を作る）
① 食品（レモン、オレンジゼリー、ジャガイモなど）に銅板と亜鉛板を差込みます。
② 銅板に赤のクリップコードを亜鉛板に黒のクリップコードをつなぎます。
③ これらのクリップコードの反対側のクリップに電子メロディーをつなぎます。
音はなるのでしょうか。
どれが一番よく鳴りましたか。
